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深澤「帰ろう。A。
お前の本当の気持ち、伝えて欲しい。
俺らちゃんと聞くから。」
Aは自ら俺の方まで歩いてきてくれたから、俺もAの事を考えて少し距離空けた方がいいかなって思って、3歩後ろにいるようにした。
楽屋の前に止まるA。
深澤「大丈夫。自分の思いを正直に言って。」
背中を押し、部屋に入った。
部屋に入ると、真剣な面持ちで全員がいた。
深澤「座ろっか。」
Aを誕生日席の所に座らせ、横に俺も座る。
お互い無言状態が続いた。
『あの、ご…「ごめん!」…え?」
ラウ「Aの気持ち全然考えてなくて、否定するような言い方してごめん。」
『俺もごめん。ちゃんと話さなかったから。だから、ラウは悪くないから謝らないで。』
佐久間「A、ちゃんと話して欲しい。Aの気持ちが知りたい。」
3秒ほど黙ったあとに、ゆっくり話出す。
『Snow Manになってからじゃなくて、デビュー決まったあとぐらいから自分がどうしたいか急に分からなくなった。
もちろん、デビューは嬉しかった。
ずっと1人でやってきて、いつか俺もグループでデビューしたいって思ってたから。
けど、もうわからないんだ。”どの自分が本当の自分か“大人たちが求めてる俺とファンの人が求めてる俺。Snow Manが求めてる俺。
全部俺は俺でやってきたつもりだったけど、なんか…わからないんだ。』
Aの思いに、みんな真剣な顔で話を聞いた。
しばらく無言状態が続いた時、阿部ちゃんが無言時間を終わらせた。
阿部「A、今から質問いくから素直に答えてね?いい?」
『うん。』
阿部「3つ、質問するね。1つ目、Snow Manに入ったこと後悔してる?」
『してない。』
阿部「2つ目、俺らの事嫌い?」
『好きだよ。』
阿部「最後、俺らと一緒にいたくない?」
『…いたいに決まってる。』
阿部「じゃあ、それが答えだ。俺もAが好きだし、一緒にいたい。それに手離したくないんだよ。」
『あべちゃん。』
渡辺「Aが加入するって決まったとき、めちゃくちゃ嬉しかった。
だって、すごいやつがSnow Manに入ってくるって考えただけでも。
けど、今思うと、俺らも知らないうちにお前にプレッシャーかけていたんだなって、今話聞いて思った。」
岩本「ごめん、気づいてあげれなくて…苦しかったよな。」
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作者名:Yui | 作成日時:2024年2月16日 20時