大好きだった、君たちに (ページ23)

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【お兄さん達だけのリビング】
大介
｢今日、俺が怪我して、翔太と一緒に病院行ったらね、病院の中でAに会ったんだよね｣

辰哉
｢Aは、1人で病院に居たの？｣

翔太
｢いや、1人じゃなくて、先生を連れて3人で来てたみたいだったけど｣

照
｢その2人は、俺ら知ってる人達？｣

大介
｢1人は、絶対にみんな知ってると思うよ
もう1人も多分知ってると思う｣

翔太
｢1人が、学校の保健の先生の相葉雅紀先生｣

涼太
｢もう1人は？｣

大介
｢Aの担任の先生｣

亮平
｢Aの担任って…｣

大介
｢智洋くん｣

辰哉
｢智洋くんって…｣

翔太
｢うん、あの、智洋くんだったよ｣

照
｢…Aは、俺らに何隠してんだろうな｣

亮平
｢ねぇ、Aが病院に居たってことは、何か悪いところでもあるのかな？｣

辰哉
｢俺らが知らない、Aの何かを智洋くんは、知ってるって事になるんだよね？｣

康二
｢多分、そうやろうね｣

大介
｢相葉先生が『ちゃんとAちゃんを見てあげてください。僕達、学校の先生達じゃ治すことの出来ない傷がありますから』って、言ってたんだよね｣

亮平
｢Aは、何を抱えて生きてるんだろうね｣

涼太
｢その何かは、俺らが解決してあげられるのかな？｣

亮平
｢今日、来てくれた、Aの友達の4人はさ、Aのその何かを知ってる上で仲良くしてるんだろうね｣