こんな俺らでも。2

ぐずぐず。2 ページ36

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紫side

めめが寝たのを確認して部屋を出たあと、

少し遅めのお昼ご飯を食べた。

たらふく食べちゃって

俺今すーごい眠い。

ちょっとだけ。

なんて決まり文句を吐いてソファに寝転んだ。



案の定、ちょっとの昼寝で済むはずもなく、

俺が目を覚ましたのはめめが泣いている声が聞こえた時だった。

時間帯は夕方。

慌ててめめの部屋へ行くと

ベッドの脇でペタンと座って泣き叫んでいた。

そんなめめのすぐ側にはごみ箱。

何となく察した。


黒｢ふぇ〜〜！！泣｣

紫｢めめ〜、ごめんね。すぐ気づかなくて。｣

黒｢ん〜泣｣


寝てたら吐き気に襲われて

急に吐いちゃったのかな。

それで自分でもびっくりしてパニックになっちゃったって感じ。


紫｢びっくりしたね〜

泣いたら頭ガンガンしちゃうからもうおしまいしよ〜？｣

黒｢ひっく、ひっく。｣

紫｢えらいえらい。

ちょっと服汚れちゃったからお着替えしよっか。

ついでにお風呂入っちゃう？｣

少し汚れてしまったパジャマを取り替えるため、

そして汗を流すためにお風呂へ。


シャワーをサッと浴びてすっきりしたのか、

さっきよりは顔色も平気そう。


紫｢めめ〜、お薬飲まなきゃだからさゼリー食べれる？｣

黒｢はいちゃう、かも、、｣

紫｢吐き気止めも一緒に飲んどこっか｣

黒｢ん、、｣


いつも飲んでる薬は絶対に飲まないと発作でちゃうし

まだ熱も下がってない。

吐いちゃって胃は空っぽ。

何かしら胃に入れないとなぁ…


紫｢じゃあもう少し経ってからにしよっか。｣

そう言ってベッドに戻して寝かせる。

ベッドの脇に座ってお腹をトントン。


黒｢ふっかさ、ここ…来て、、？｣

めめはベッドの隙間を指差してそう俺に言った。

紫｢一緒に寝ちゃおっか。｣

2人でお布団に入る。

黒｢ふっかさんあったかい…｣

いや、めめの方が熱いぞ…？わら

と突っ込むまもなく…

隣からは気持ちよさそうな寝息が聞こえてきた。

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