こんな俺らでも。2

年末年始の男たち。6 ページ9

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紫side

朝。

寝起きがいい方のラウがなかなか起きてこないらしく、

寝起きが悪い照起こしに行くついでにラウも起こすことに。

いつもならラウが照を起こすんだけどね。

テスト勉強で昨日寝るの遅かったのかな…

起こしに行くとなんとなーくぽわぽわしてるように見えるけど

寝起きだからかななんて。

優しく起こすラウとは対照的に照を叩き起す。

寝ぼけ眼を擦りながら2人揃って洗面台へと向かっていったのを確認して、

朝ごはんを食べに共有スペースへ向かった。

いつものように照がラウを学校に送り届けた。

いつも通りだったし、ラウ大丈夫だろ。



夕方。

黄「ラウそろそろだと思うから迎え行ってくるわ〜」

と元気に共有スペースから出ていった照。

その数分後あんな事になるなんて思いもよらず。


着信 : 照


忘れ物でもしたかな？

って呑気に電話出たらなんかすっごい焦った声で。

黄「ふっか、、やばい、やった、、」

紫「え？なに、やったって何を」

黄「転んで、、義足付けてる足超痛い、、」

紫「ちょ、今行くから！」

エントランスに俺も気をつけながら急いで向かったら

どうやったらそーなる？って状態で転んでて。

義足が脱げて、

ソケットの辺りを強打したらしく

そこを抑えながらしゃがみこんでいた。

お昼寝中だった翔太に電話して

車を出してもらうことに。

そういえばラウのお迎え、、

どうしよう。

照の病院終わってから向かうようにすればいいか。

急いでLINEしたら自分で帰るって…

朝怪しかったから学校で待ってて欲しい…

深澤辰哉心配だから学校で待ってて!!

と返信しても既読つかない…

ってことは帰ってるってことで…

こうなったら頑固なラウちゃんは言うこと聞いてくれません🥲

ママ悲しい(ママ？)



そんな冗談はさておき、、

不安材料がまたひとつ増えました。


なにも起こりませんように。

そう願うしか無かった。

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